「あたしも千鶴さんと生きていきたい」



そう言ったあたしの頬を嬉しそうに撫でた千鶴さん。

その温かさはやっぱりあたしが一番大好きな、落ち着く温もり。





「あ、千鶴さん。Trustにもまた行っていいですか?」

「いいに決まってんだろ」

「楓也さんと昴さんにもお礼を言いたいんです」



いつも優しく見守ってくれた楓也さんに意地悪ながらも背中を押してくれた昴さん。

いきなりTrustに行かなくなったあたしを心配してくれているとも聞いた。


だから二人にはお礼を言いたいんだ。




「いいけど、今日行くのか?」



そう言ったあたしに千鶴さんは少し不機嫌。

そんな千鶴さんを不思議に想い首を傾げる。