それから、連絡先の交換をして木崎クンと別れを告げた。
東京行きの戦友を手に入れた(?)私は、
軽い足取りで校門まで向かった。
「ゆ~~ぃっ。見たよっ」
と後ろからトンっと肩を叩いた子を振り返った。
「あっ、真美・・・まだ居たの??
パーティは行かないの?」
ほとんどの生徒は皆、卒業パーティに向かったはず、ちなみに私は明日の出発のため
欠席だけど・・・
「あぁ私っ?今から彼が卒業記念にいいとこ連れて行ってくれるっていうからさっ。
ってか、私の事はいいとして木崎に告られてたジャンっ!
やっるぅ~っ!あいつモテルからねぇ。」
と私を突っつく真美。