「何となくね、今日が唯が学校に通うのが最後なんだって思ったら、

ちょっと、寂しくなっちゃったょ・・・

しかも、明日行っちゃうんでしょっ。」


私の部屋にまとめられたスーツケースを指差して愛ちゃんは言った。


「ぅん。早くスタートしたいしねっ。

確かにね、私も寂しいよっ。

でもね、私たち今までで、一番お互いの事分かり合えた気がしないっ?


だから、何とかく長引くと私の決心が揺れそうで・・・」


そう、私はズルズルとこのままになってしまったら、


いつ元のダラダラな私に戻ってしまうか、自信がなかったから、

卒業式の次の日に東京行きの新幹線を取っていた。