時は過ぎ、今日は卒業式っ!!!

目覚ましがなる前に、目を覚まし、

パジャマを脱ぎ捨て、床に落ちていた靴下を、

クンクンッ

(大丈夫だっ。まだ履けるなっ。)

「いやぁ~~~っ、どんなけこの日を待った事かぁ。

ついにだよっ。やっとだよっ!!」

朝、部屋で今日で最後になる、制服に腕を通しながら、


鏡に映る自分自身に話しかけていた私。


「って、唯ッ。独り言はもぅ少し小さく話したほうがいいよっ!」


と声がした。


「ワッ!愛ちゃん、居たのぉ?

びっくりすんじゃんっ!いつからそこに・・・?」