「はあ、」
「「どお?気持ちかったでしょ?♪」」
私は恥ずかしくて、雅人をキッと睨みつけた。
「「やっぱちーちゃん可愛いなあ。でもさっきみたいなキスはちーちゃんにはまだ刺激が強すぎたかな?笑」」
やっぱり恥ずかしくって
「そんなことないもん…」
なんてちょっと強気発言してしまった。
「「じゃあっ今度はちーちゃんの番ね。」」
「えっ…!?」
「「だってさっき言ったじゃん!!俺がお手本してあげるって。だから次は本番」」
「でもっ…、」
おどおどしてる私をよそに、また雅人は顔を近づけてくる。
唇が触れるか触れないかぐらいの距離に……
「「はやくっ…、」」
なんだか恥ずかしくて、じれったくて…
思いきって唇を雅人の唇にくっつけた…
<ちゅっ、>
「できた…、」
ぎゅっと目を閉じたまま言うと、あったかくて大きな手が頭を撫でる。
「「自分からキスできたじゃん。えらいっえらい。」」
嬉しいそうに笑うその顔を見て、うかつにもドキッとしてしまった。
なんだよ、今の<ドキッ>は…。
「「ちーちゃん。今日のレッスンはここまでにしてあげる。」」
「明日もあるの?」
「「あったり前じゃん。明日はもっと濃厚なキスをちーちゃんからしてもらうからね♪」」
はあ〜
なんとか終わったけど
明日もあるのかあ…
1週間……まだまだ長いなあ……