隣に座ってしまって「はっ」とする。
昼間突然キスをされたというのにうかつだった…
と後悔しておどおどする私を楽しそうに眺める内田雅人。

「なに見てんのよ。」

「「いや〜。可愛いなあと思って♪」」

「うっ…」
顔が近いよ!!
少しでも距離ととろうと思い、俯いたまま後退りすると

「「今日はキスからはじめようかっ☆」」

「なんで!!なんでなのさ!!」

「「なんでって。ねえ。ちーちゃん経験ないんでしょ?だから俺が教えてやるの〜^^だってさクラスで友達にあーんなにエッチな『体験談』話してるのにそれが嘘だったなんて友達が知ったらどう思うかな?」」

「そっそれは…、」

「「だからさっ嘘をほんとにしちゃえばいいんだよ」」

ああ。たしかに←←
って

「だからってなんで内田雅人にちーが教えてもらわなきゃなんないのよ!!」

「「ちーちゃんの秘密を知ってるのは俺だけだから。それが納得いかないなら、ちーちゃんが処女だっ…」」

「あーーーっ。わかったから!!それ以上言わないで」

「「よしよし。いい子だ。それからもうひとつ。」」

「なによっ…。」

「「なんで内田雅人ってフルネームなわけ?雅人でいーじゃんっ。雅人って呼ぶこと。約束ねっ」」

「はあ…。」

「「よしっ。じゃあさっきも言ったけど今日はまずキスから」」