しかも、隕石が落ちてくることまで。

でも、なんで?

マコはいたずらでもするかのような笑みを浮かべている。

「その反応見る限り、やっぱり正解なんだね。この世界が近いうちに滅亡して、そのときの死によって莉子はループを繰り返しているということが」

「どうして、そのことを?」

「いきなりすぎて、驚いた?説明が必要よね。実はわたしもあなたと同じ能力者なの」

「マコが、能力者?」

「そう。あなたに能力を相談されたあと、中学を卒業してから目覚めたの。というか、わたしたちを結びつけたのがそれぞれの力だったのかもね。能力者は引かれあう性質があるって聞いたことがあるから、必然的な組み合わせだったのかもしれない」

「じゃあ、マコも同じ一週間を繰り返しているの?」

けれど、マコは首を振った。

「わたしのは違う。わたしの能力は未来予知なの」