「ご褒美は……か、神崎さん、でも……いい……?」

顔を隠しながら確かにそう言った白鳥くんに私の頭は混乱状態だった。

「わ、私……?」

ご褒美が私……ってまさか人身売買……!?

「あ、いや、変な意味はないっていうか……いやあるけど……!その……ずっと神崎さんのこと……好き、で……」


神崎さんのこと好き……

神崎さんのこと好き…………

「…………えっ」

思わず白鳥くんのほうを二度見してしまった私。

「あ、の、ごめん、こんな……告白の仕方しか出来ないとか………」

目線を私から逸らしながらも言葉を繋いでいく白鳥くん。


夢………なんかじゃない、よね……

というか夢じゃありませんように……っ