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ピーンポーン。


家のチャイムが鳴った。

今は日曜の午後で一人でお留守番中。

髪の毛がボサボサなのを急いで直してインターホンを見た。

そこに映ったのは白鳥くん。

『し、白鳥くん……!?』


だけどその白鳥くんの姿はとても普段の様子ではなさそう。

『い、急いで開けるね………っ』

ガチャ。

「し、白鳥くん……その怪我っ………」

心配と焦りが混じってなかなか言葉にならない。

「前、言った通り。ケ・ン・カ………っ。めっちゃ体中が痛い、けど」

はぁはぁと息が荒い白鳥くん。

「とりあえず、入って……っ!」

白鳥くんを支えながらリビングに連れた。


「お、お茶、飲む……?」

こくっと頷いた白鳥くん。

それにしても凄い怪我っ………