海沿いの旅館だったため、海沿いを歩いた。
 月と海がキレイだった。
「キレイ。」

「れいかさん。」
「ん?」
「あの、結婚してもらえませんか?」
「え?」
 婚約指輪を差し出された。
 嬉しくて涙が出た。
「私でいいの?」
「違います。れいかさんがいいんです。お願いします。」
「はい。」
 左の薬指にはめてくれた。
「幸せにします。」
「はい。じゃあ、私はりゅうきくんを幸せにします。」
「はい。」
 月を海を見ながら、抱き合った。