とある日、私たちは珍しくお外で外食..。

高校生の頃、元カレの雄斗と会っていた..
アノ喫茶店。


あの頃は、聖と楓が幸せに過ごすのを..悲観的に見つめていた。



『ねぇ、聖..アレって..蒼と楓じゃない?』

『はっ?マジか?』


振り向いている私たちの斜め後ろには、楓が蒼と..。


『場所、変えるか?』

『不自然じゃん、ここにいようよ』


しばらくして、話し込んでいるウチに..席を立つ蒼が気づいて..、



『あれっ?聖とゆあじゃん..』

『あ、蒼..』



私たちに気づいた楓が、手を振っている。

私たちも手を振り返す。