楓はよろけながら、泣きながら..、私たちに連れられながらホテルを退室。



ホテルの前には..村形クンがひとり、待ちぼうけ?



ウチらは村形クンを見上げつつ、睨みつけながら歩く..



『あ、あのぅ..』



村形クンにしては珍しく、小声で呟く


『俺..は..本気だった..。
芯から楓ちゃんに惚れていた..。
下手くそで申し訳ないけど、精一杯の気持ちだった..。
ごめんなさい..』



聖は足を止めて、村形クンの前に立った



『俺もずっと好きなんだ、楓のこと..。
好きならきちんと接してくれないか?』