〜side noa〜


祐輔に全部話した。

祐輔は驚いた表情をしながらも、最後まで頷きながら話を聞いてくれた。

「今まで頑張ってきたんだな。」

そう言われて祐輔を見上げたら、



泣いていた。


え、、。祐輔がないてる。やっぱり迷惑だったのかな、、


2か月付き合ってきて、祐輔の涙を見たのは初めてだった。


そして祐輔は震えた声を抑えるように、私の頭を撫でながら話し始めた。


「希愛のためって、、言われてるのかも、しれ、ない。だけ、どね、? それでこんなにも希愛が苦しんでて、辛い状況になるのは、違う。」

「え…じゃあ私のお母さんが間違ってるの?」

「俺は他人だから、希愛の親になんにも言えない。でもね、希愛がおかしいと思ったならおかしいって言っていいんだよ。」



全部、親が正しいと思って生きてきた。



だから、おかしいって思ったとしても言ったことがない。



親の意見、行動などの全てに従って、



親が私のお手本だった。