〜side Yusuke〜 「希愛―? 今日元気なかったよね。やっぱり心配で電話かけちゃった。」 俺は何度も悩んだが、やっぱり希愛に電話をかけることにした。 「うん… ありが、とう…」 朝よりも深刻そうな声が聞こえる。 やっぱりおかしい。 「希愛、一回外出られる? 公園、あの桜公園のいつものベンチに来て。」 どうしたんだろう。 希愛の話を聞きたい。