心臓をギュッと握りつぶされたような感覚に襲われる。 「ずっと希愛のために見てるんだから、希愛には言わないでって言われてたんだけど、もうお母さんには限界。今まで黙っててごめんね。」 亮介の言葉が一つも耳に入ってこない。 「ごめん。教えてくれてありがと。でも、、今は部屋から出てってほしい…。」 亮介が部屋のドアを閉めきったのを確認すると、すぐにベットに体を預けた。