白翔くんの着ているTシャツが少しずれていて,露出している。

限られた女の子しか持っていないような,すべすべで真っ白な肌。



「キスって言うか…キスマークつけた」

「え…!?」



思い出すのは友達の嬉しそうな笑顔。

見てみたい気持ちにかられた。



「ねぇ…白,翔くん。見えるところに,もう一回つけてくれない?」

「…え? 嫌じゃ…なかったの?」

「え!?」



白翔くんが声をあげて,私もすっとんきょうな声で返す。

だって



「白翔くんにされて嫌なことなんてないよ! それに,ちょっと嬉しかった…」



友達がいっつも,大事にしてもらってる証拠だって自慢してくるから…

私は見せるつもりはないけど,ちょっとだけ興味があった。