いやちがう。
イケメンすぎるってことだ、あなたが。

なにこれ、なにそれ…。

こんなの私、これから毎日のように受けてくの?それって逆に拷問じゃない…?



「なんかイケナイコトしてるみたいだよね、ミオが男子生徒の制服着てると」


「そっ、そーだよっ!だからダメ…!」


「でも中身は女の子。───…ほら」


「わひゃ…っ!」



ブレザーの下、そのまたシャツの下。

そしてそのまたキャミソールの下、ひやっと熱を冷ましてくる手がお腹にふれて、なぞって。

またちがう熱を生み出してくる。



「まてまて…っ、ストップ…!」


「…柔らかい、クセになるよこれ」


「た、隊長…っ、そんなとこ触っちゃだめだと思うんで…っ!」


「どうして?恥ずかしい?くすぐったい?それとも───…変な気持ちになるから?」



ブレザーがパサッと剥ぎ取られて、プチプチとシャツのボタンが外されてゆく。

ぶるっと震えてしまった動きを緩和させてくれるのは、さっちゃんの匂いと声と、そのまま引き寄せられる唇。



「まって…!ローストっ、ローストされたビーフがね…っ」


「あとじゃダメ?先にミオを食べたいとか言ったら怒る?」