「ん…っ、わっ、」


「僕は学校で顔あわせる度に我慢してるし」


「くすぐったいってっ、さっちゃん…っ」


「それに最近ずっと忙しかったから充電が必要なんだ。そろそろ限界きてたから学校でしようと思ったくらい」



そんなこと言われても…!!

学校でしちゃったら全校生徒にとてつもなく恐ろしい勘違いをされてしまう。

……って、学校でするとか言ったらなんか大変っ!!


そう、さっちゃんは時間がない中でも隙あらばめちゃくちゃ容赦なく触ってくる…。


鹿野 皐月…!!あなたは生徒会長で窃盗団のリーダーだよ!?

こんなことしてていいの…?
してくれないのは逆につらいけどね……!?



「もうさっちゃんっ!こうしたかったからご飯つくってくれたんでしょっ」


「うん。だめ?」


「っ、だめっていうか、…ダメではないけど…、あぅぅ……やっぱりだめ、」



……ズルい。

だめではないけどズルいんです。



「…僕はとんでもない猫を拾っちゃったな」


「えっ、まぁ、そりゃ…パパ逮捕だし…ママ出て行っちゃったし……その通りだけど…」


「ちがう。かわいすぎるってこと」