「月原君、」 目を潤ませ、優しく微笑んだ百合は 「大好きだよ」 甘い言葉を囁く。 「うっ、っ、うう」 こんな情けない俺でも好きだと言ってくれるのか、 何度も襲いかけて怖がらせてはいないか、 そんな不安がる俺を百合は甘く誘う。 「月原君、 今日、泊まってもいい?」 まだ、一緒にいたい。そう呟いた百合を抱えてベッドに行った。 まだ、少し明るい光が部屋に差し込む中 俺たちはひとつになった。 END.