私の肩に頭を預けて甘えてくる。

それがなんか、猫のようで無性に愛おしくなって、頭を撫でた。

すりすりと寄せてきてなんか可愛くて笑ってしまった。

すると、まじまじ顔を見てきて、

「百合、今日メイクしてるの?」

「うん、」

恥ずかしくなって、声が小さくなった。


「本当はさ、出掛けても良かったんだけど、可愛い百合を誰にも見せたくなかった。」


だから、ごめんね?、と謝ってくる月原君。


「嬉しい。月原君に可愛いって思ってもらいたくて頑張ったの。」


「もー、本当やばい」

そう言って、私の腰に腕を回してきた。

「キスしていい?」

「へ!?」

身体の体温が上がっていくのを感じた。


「ごめん、我慢できない。」


「んっ、」

「ちゅっ、ちゅ、、っちゅ」

角度を変えて何度も重なる唇。
唇を通じて伝わる熱。

リップ音が部屋に響き、恥ずかしくて顔の熱は一向に引かない。