彼から発せられた低い声に後悔する。
ば、ばかーー
私のばか
そんな唐突に聞いちゃダメじゃん!!
あーーーもう、どうにでもなれ!
「や、いつものキャラって作ってるよね?今はもういいのかなー?って、」
「ん?どういうこと小坂さん。」
ニコニコといつもの笑みを浮かべながら聞いてくるものだから驚愕だ。
さっきの無かったことになってる!?
えー、
無理がある。
きっと、あり得ないという顔をしているだろう私を見て諦めたのか
「はぁ、内緒にしてくれないかな?」
「うん?」
「だから、今の事。普段はあのキャラでいた方が楽なんだよね」
ふっ、と自嘲気味に笑った彼。