ピンポーン

 インターホンが鳴った。
 しんやくんだった。
 りょうが出てくれた。

「りょう、ノート書いたのコピーしてきたよ。あと、頼まれた食材も。」
「サンキュー、助かったわ。」
「夢佳ちゃんはどう?」
「うん、今、微熱まで下がってる。」
「よかった。」
 リビングに入ってきた。
「しんやくん、ごめんね。迷惑かけて。」
「大丈夫だよ。これくらい。」
「ありがとう。」

 早速、りょうが夕食を作ってくれた。
「大変だったね。早く治るといいね。」
「うん。」
 しんやくんと話していた。