麗奈はおさむに質問した。
「私って長生きするんですか…?」
「ん?どうして?」
「せっかくみんなに出会えたのに人間的寿命で亡くなるのは辛いかなぁと、、」
「あぁ…、言ってなかったね。」
「え?」
「君が俺達の誰がを選んでちぎりを交わしたら、その時間(とき)は止まる…。君が誰も選ばなかったら年老いてく…って感じかな?」にこっとする。
「選ばれなかった人は…?」
「生涯を寂しく終える…かな。」
「……。」
「俺的には、あとの2人どちらかを選んで欲しいな…。」
「え…?;」
「俺に君は勿体ないから…。」
「おさむさん…!;」
「ただ、今だけこうさせて?」おさむはおでこにキスをした…。
私は泣きそうになった…。
おさむは泣き顔を見ないうちにその場を去ろうとした。
私が好きなのは…!
麗奈はそう言いたかった。
だが、その言葉をグッとこらえた。
「ずっと1人だったんですか?」
「!」
「1人で待ってたんですか?私が生まれるのを…!」
「…そんな訳…、君は俺をかい被ってる。俺は君より長く生きてるけど、人間と交えなかった訳じゃない。ただ、君以外の人を好きになれなかっただけだよ。俺はやっと君と出会えた。それだけで十分。」おさむはにこっと笑った。
すると、
「じゃあ、おさむ兄、麗奈貰っていーのか?」と彩兎が部屋に入って来た。
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