「魔界の町を歩くのは久々じゃないか。麗奈ちゃん♪はぐれないでね♪」
「…はい。」
妖怪が、こう言う。「お嬢ちゃ〜ん…ちょっとおいで、美味しいご馳走をお食べに寄んなぁ〜…」
「あ、結構です、もうご飯食べて来たので…♪」
「お前!俺たちを誰だと思ってんだ!そんなボロい定食屋何か行くか!」
「ちっ!」と妖怪は中へ入って行った。
少し行くと繁華街が見えてきた。
ここは極楽浄土の遊郭。
たぬきや狐の花魁達が出迎える。
「あら、美鬼ねぇ〜!お兄さん達うちへ寄ってってくださいなぁ♪」
「いい。」椿は一言言うと、花魁を無視した。
彩兎は、「やめろ…///;俺たちは先を急ぐ。」
「あら〜残念、あら?…人が居るじゃないか。お前は何しに来た!シャァア!!怒」
花魁達は怒る。
「きゃ!わ、私は…。」
「君達、この娘は我々の花嫁だよ。君達が傷付けていいものじゃない…。」
おさむは冷酷な顔をする…。
ぞくっ…!
花魁達は言葉を失う。
「さぁ、行こうか。」
おさむは麗奈の背中に手をあて、城の中へ、椿と彩兎も入って行った。
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