そして私は鬼と暮らすことになった…。
長男のおさむさん。
料理や家事が得意で、とっても優しい。
怒ると1番怖〜いけど。
次男の椿くん、一見クールだが、
歯に衣着せぬ物言いで、なんでもズバズバ言って来る。
得意な事は魔物殺しらしい。
三男の彩兎…。彼は乱暴な物言いだけど、根は優しい。鬼人化してから、少し優しくなったのかな?
そして今に至る。
「今日の献立は、サバの味噌煮と野菜サラダだよ〜♪」
「わーい、ありがとうございます♪」
「さ、みんなお手を揃えて♪」
「「頂きます。」」
もぐもぐと食べてると…。
「伝令〜!伝令〜!!」と何処からともなく鳥が鳴きながらやって来た。
伝令鳥(でんれいどり…魔界と人間界を行き来して、伝令を伝える鳥)
「なんだ?」
「鬼の御三方に申す、昨日は鬼の花嫁が無事織宮邸へやって来られた事を心からお喜び申す。さて、御三方と花嫁を魔界の城へお招き申す。by魔王より」
「あらあら、魔王にも〜見つかったか笑」
「魔王?私でも聞いたことあるフレーズ…。」
「ま、アレだ魔王に変な事さえしなければ帰って来られる。」
彩兎はもぐもぐ食べながら言った。
椿は、「何で招待されたかが重要だろ…、」
「若い魔王だからね♪鬼の花嫁が見たいんだろ♪好奇心旺盛だねぇー♪」
笑いながら言うおさむ。
「まぁ、行くとするじゃないか。」笑いが不気味な笑みになっているおさむ。
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