「てめぇ、誰が許嫁かも分からずにノコノコ来やがったのか…!」






「誰だと思う?」おさむは、にこにこしながら言った。






「お前にお似合いじゃないか…。」







私的にはおさむさんが有難い。






でもこの言い回しだと、まさか…。







「彩兎…さんですか?;」






「だァァァア!!俺は嫌だ!何でこんなガキでバカっぽい奴が俺の許嫁なんだよ!!;」






「私だって!何で乱暴者のあなたなのよ!私の許嫁が…!!」






「ま、仲良くしなさい〜…♪」おさむは洗い物をしに行った。






椿は茶を飲む…。





「お前!許嫁じゃなくて、いそうろうだからな!」





「私、出て来ます!」





「あ、出てかないほーが良いよ?」ひょこっとおさむがキッチンから出て来た。







「え?どーゆー事??」






「君がこの家の敷居をまたいだ時から、もう、契約が完全に結ばれたんだよ。君は許嫁、そして、我らの一族になる事が。」







「どーしても出ていくと言うなら、魔物に喰われるよ…。」おさむはさっきの笑顔とは真逆で冷酷な顔になった…。







ぞくっ…。






ちらっと窓の外を覗いてみた。






すると、見た事もない、魔物?妖怪?がこっちを見てる。






「あなた達は一体…!?;」







ぶわぁあ!っと風が吹く目を閉じる麗奈。






目を開けると、!






そこには銀髪の長い髪の毛の美しい人?いや、鬼が3人居た…。







…凄い、美しい、、







「我らは、最後の鬼の一族の生き残り…彩兎が嫌ならば、この3鬼の中から、未来の夫を選ぶか?…なぁ、花嫁よ。」






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