おさむに連れられ、家の中へ。
居間には、ちゃぶ台を囲んで2人の男の人がいた。
「許嫁って一体どんな奴だよ。」
「さぁな。俺はどーでもいいが。」
「ん?おさむ兄…まさかその、ガキんちょ…が?;」
「……」
「まぁまぁ、まずは自己紹介だろ?2人とも。」
「な、何なの?1人は暴言吐いてるし、もう1人はどーでもいいって…」わなわなと怒りが込み上げてくる。
「ほら、ツバキから♪」にこにこっと催促するおさむ。
「俺の名前は織宮 椿(おりみや つばき)だ。おさむの弟で、コイツの兄だ。」
「俺の名前は、織宮 彩兎(おりみや あやと)おさむ兄とソイツの弟。」
「私は、宮姫 麗奈です。よろしくお願いします。」
万が一間違ってたらいけないから念の為に聞いとかなきゃ、
「所で…私の許嫁って、、どなた?;」
・・・・・ヒューっと風が吹く。
NEXT