バチッ!バチッ!
椿は麗奈を避難させる。
「お前が俺にかなうはずないだろ!;」
「うるせぇ!そんなの分からねぇよ!優しい鬼の兄貴に俺が殺れるわけねぇ。」
「…、そうだな。俺はお前を殺せない。いっその事俺を…。」
「あぁ、そうか…分かったよ。」手に妖力を込める。
おさむは目を閉じた。
「やめて!彩兎!私が好きなのはおさむさんなの!」
そして、彩兎がボソリと「兄貴達…麗奈ごめんな、愛してくれて、ありがとう…。」その時!彩兎は妖力を身体で包み込みパァァァ!光が眩しい。ドガーン!爆音と同時に爆発して、自滅した…!!
「彩兎!」
「彩兎!;」おさむと椿が叫ぶ!
「彩兎…!?」麗奈も叫びながら彩兎が居たであろう所へ走って行く。
「彩兎…!;」
「すまない、俺が殺したようなものだ…。」
ガクッと膝から崩れるおさむ。
「彩兎…私のせいで、、泣」
椿は、「2人とも、そんな事言うな…!彩兎は幸せだったんだ、皆から愛されて、それで十分だったんだよ、兄貴が前へ進める様に彩兎は先に旅立っただけだ。」
「彩兎もあんな性格だから、ワザとあんな事を…。」
3人は彩兎を見送った。
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