…あ、そっか。私……一ノ瀬くんに好きって…言われてたんだ…。何度も…。


でも、ね、未だに信じられないのは…自分に自信がないからかな。


それとも…過去のことが引っかかるからかな…。


「叶愛?」


「ごめん、今日はもう寝るね。」


「分かった。おやすみ。」


「おやすみ…なさい。」


一ノ瀬くんが電気を消して、ドアを閉めたのを確認すると、私は瞼を閉じた。


もう、初日から……いろいろ大変すぎ……


なんだか疲れちゃった…。




気づけば私は眠りについていて、朝を迎えていた。