一緒にジェラートを食べてからというもの、境界線がほどけたのか頻繁に話すようになっていた。


真白くんといるより気が楽で、緊張もしないから遠慮なく話せる

恋とかそんなのは問題外だけど、初めて出来た異性の友達

友達と言っていいのかな、、、


真白くんとは相変わらずで、前にも増してアピールが強くなった


「羽乃ちゃん、日曜日空いてる?」

キラキラした王子様スマイルを向けられると、催眠術でもかけられたみたいにイエスウーマンになる。

「はい。」

「良かった。デートしよ!10時に迎えに行くね」


言うだけ言って行っちゃった。

付き合ってないのに、付き合ってるみたい。

こんなに堂々と誘われると、周りの視線もギスギスした雰囲気も苦痛

人気を二分する一人だし、これは慣れるしかないんだろうけど。