それからはすれ違い様に睨まれたり、暴言吐かれたりはあるものの、呼び出されることはなくなった。

これがいいのか悪いのかは微妙だけど、、、

とんでもない人達と関わりを持ったことは、悔やんでも悔やみきれない。


「羽乃、今日の抜き打ちテストどうだった?」

「まあ、なんとか出来たよ」

「とか言いつつ、羽乃はいつも満点よねー」

「そんなことないよ。菜津は?」

「私は全然だよー。気晴らしに甘いもの食べてこー。」

「いいねー。行こう」


そんな会話をしてると、背後から話し掛けられる。

「それ、いいねぇ。俺も行きたいな~」

振り向くと、キラキラ笑顔の真白くんと、つり目の野生動物がいた。