次の日。
 前日に生徒会会議で、話し合ったことをまとめるため、図書室へ移動して、それぞれのスポーツで使用する必要最小限の範囲を調べた。
 
 気がついたら、図書室は誰も居なくなっていた。

『あー、もうそんな時間か。』

「生徒会長、鍵頼んでもいいですか?」
 図書委員に言われた。
「あっ、いいよ。もう少しやりたいし。」
「ありがとうございます。」
 図書委員は、18時までの規定のため、そのあとに残るために、鍵を預かった。