それから、工藤くんは何もしてこなくなった。

 秋になり、生徒会長の任務は終わった。
 生徒会役員とみんなでお疲れ様をした。

 みんな帰った。
 私も帰ることにした。
 
 そこに工藤くんが来た。
「どうしたの?」
「生徒会長の任務は終わったんだろ?
もう、みんななため・・・なんて、考えなくていいんだろ?」
「まぁ。」
「じゃあ、俺とちゃんと付き合ってよ。
 俺は、美優じゃないとダメになった。
 美優が可愛くて仕方ない。
 俺じゃダメか?」