それから、1ヶ月経った。

 放課後、生徒会会議のあと、私はやることがあり、図書室で残っていた。
 18時に、図書委員に鍵を預かり、私は、その後も調べ物をしていた。

『そういえば、ここで調べていたら、工藤くんが来たんだっけ。』
 私は、工藤くんへの想いを絶とうと、必死だった。
 でも、涙が出た。

『こんなに好きなのに、なんで、工藤くんを避けてだんだろう。生徒会長だからって、好きな人と一緒にいちゃいけないなんてことはない。でも、私は、避けてしまった。
 きっと、工藤くんは、もう、私に興味はない。諦めるしかない。私がしたことだから』