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朝の太陽が部屋の小さな窓から
差し込んでくる

「んんっ〜!!」

起きなきゃとは思うけど
朝が弱い私は中々起きることが出来ない

いつものこと


「こはるっ!!おはよ!!」

「?!なんでいるのよ、ほんとに毎日……」

しっぽフリフリ状態で何故か私の
ベッドに潜り込んでるのは幼なじみの
花瀬 冬羽(はなせ ふう)

そしてこれも毎日のこと

あ、私の名前は葵 瑚悠(あおい こはる)

いつもいつも冬羽は小さな窓から
ひょいっと飛んで部屋に来る
そしてなんの恥じらいもなく着替え始め
この家の住人かのように朝ごはんを
一緒に食べ一緒に学校へ向かう

それは小学生の時から変わらない

幼稚園生の時は冬羽ママに強制連行
されて家に帰ってたけどお互いの親はもう
呆れを通りこしてこの現実を受け入れて
生活をしている

そしてそれに関しても私は疑問を
抱いている

「何故だ……」

「ん?こはるどうしたの?」

「……なんでもないわよ!」