それから彼は沢山の楽しい話をしてくれた

彼の名前は翔平だということ

歳は私より3つ上で

時間が不規則なお仕事をしていること

いつも大阪と東京を行ったり来たりしている間に

ご飯を食べているから

美味しいパンやお弁当屋さんを沢山知っていること

涼さんは仕事仲間ではあるけど

家族の様に仲が良く

お互いとても信頼し合っていること



全部楽しそうに話してくれるから

私まで嬉しくなった


意図してなのか

天然なのかは

わからなかったけど

私がどんな生活をしているのかは聞いてこなくて

自分のことはたくさん話してくれるのに

わたしには、好きな食べ物は何かとか

東京の冬は寒いのかとか

当たり障りのない質問だけをして楽しませてくれた








そんな空気感がなんだかとても居心地が良かった