「なぁ、葵、もう1回オヤケに入らないか?」

「ごめん、それは無理」

「でも、葵、もいるだろ。だからリズと一緒にオヤケに入って

くれたら俺、葵にアカハチを譲るから、、、」

俺は別にアカハチになりたかったわけじゃない。葵がオヤケに入ってくれるなら

葵にアカハチを譲るつもりだ。でも、、、

「違うの!!私だってオヤケにまた入りたい。でもユズがなくなったのは私のせい

だからもうオヤケには入れない。」

は?...ユズがなくなったのは葵のせい.......

「どういう事、、、、、」

「私はあの日、ユズと夜一緒に走ったの、、そのときユズがバランスを崩してバイ

クから落ちて、、、」

落ちた時に後ろの車にひかれて死んだってわけか、、

「でもそれは葵のせいじゃないだろ」

「だって私がちょっと早くに気づいてたらユズは交通事故にあわなくて済んだ。

ユズは死ななかったの。だから私のせい。もし、リズも同じ目にあっちゃったらど

うしよう、、って考えたら、、だからオヤケにはやっぱり入れない。ごめん」

「じゃあ、葵だけ入るってのもありだろ。俺は葵に絶対にオヤケにいてほしい」

「............わかった!..ありがとう!!私またオヤケに入る!」

良かった~やっと葵がまたオヤケに入ってくれる

「じゃあ、明日みんなのところ行こうぜ。葵がまたオヤケに入るっていう報告をし

に行くぞ!」