俺の名前は朔。高校生。暴走族オヤケの総長だ。

そして俺の飼ってる犬-ジローも暴走族の総長となった。

オヤケには必ず犬と総長になった犬の飼い主が総長にならないといけないという決

まりがある。

今までオヤケの総長は西原葵だった。でも、葵の犬のユズがなくなってしまった。

ユズがなくなってすぐに葵はオヤケから姿をけした。

そして俺とジローが必然的に総長になったというわけだ。

葵は連絡しても返事は来ないし、既読もつかない、、大丈夫なのか？？

俺は、そんな事を考えながら夜バイクで街中を走り回っていた。

「ワンワンッ！」

「どーした！ジロー。」

突然、ジローが何かに反応して吠えだした。俺は急いでバイクから降りてジロー

を追かけた。するとそこには、なんと葵が居たんだ。

「葵っ！！」

「えっ、なんで....」

「ジローと走ってたらジローがいきなり吠えだしたから追いかけてきた。」

「そっか、朔とジローは総長になったんだね...」

「まぁな」

今までずっと犬と一緒にバイクで走ってたのは総長だけだったから、俺とジローが

総長になったというのはすぐにわかったみたいだ。