「かっこよくなりすぎなんだって〜」
そう呟けば天井から水滴が落ちてきて、浴槽に波紋を作る。
当日はメイクして髪の毛もゆるふわにして、最高に可愛い自分でいこう。
きっと颯真の周りには可愛いモデルとかいっぱいいると思うから全然敵わないけど……少しでもあたしのこと、可愛いって思ってくれたらいいなぁ。
お風呂から上がると颯真から返事が来ていて、髪も乾かさずにスマホに飛び付いた。
【昼には帰れそう】
お昼かぁ〜。
だったらそれまでにあたしが飾り付けしておこうかな?
颯真もしかしたら疲れてるかもしれないし。
いや、待ってよ?
先に料理の準備してて、颯真が帰ってきたら一緒に飾り付けする……とか?
あ、それいい。
そっちにしよう。
颯真の話聞きながら飾り付け。
絶対楽しい!
えへへ。
早く24日にならないかなぁ……。