私は事前に護にヒアリングした。
「護って、ナッツ食べるよね? ナッツ好き?」
「うん、まあ。アーモンドチョコとか食べるよ。ナッツもいいけど、あと、ドライフルーツも好きだな」
護には、バレンタインの調査って、あっさり見破られていた。
「頭の中、チョコのことしか考えてないの?」
「チョコっていうか、玲奈のことを考えてるよ」
…余計なことまで思い出しちゃった。顔から火が出そう。
「あっ、今、佐藤君のこと考えてたでしょ?」
恭子がまた冷やかす。
「手作りのチョコブラウニー渡して、さっさと付き合っちゃいなよ」
「そうそう。みんな、佐藤君に玲奈っていう彼女がいるって思ってるから、明後日のバレンタインデーも控えることにしたんだよ。彼女じゃないって知ったら、佐藤君、一気にモテると思う」
そうなのっ!?!?
「今、1年がすれ違うだけでも、すごい騒いでる。熱狂レベル」
私がカッコいい先輩に憧れたように、1年の子たちは護に憧れてるってことなの??
「護って、ナッツ食べるよね? ナッツ好き?」
「うん、まあ。アーモンドチョコとか食べるよ。ナッツもいいけど、あと、ドライフルーツも好きだな」
護には、バレンタインの調査って、あっさり見破られていた。
「頭の中、チョコのことしか考えてないの?」
「チョコっていうか、玲奈のことを考えてるよ」
…余計なことまで思い出しちゃった。顔から火が出そう。
「あっ、今、佐藤君のこと考えてたでしょ?」
恭子がまた冷やかす。
「手作りのチョコブラウニー渡して、さっさと付き合っちゃいなよ」
「そうそう。みんな、佐藤君に玲奈っていう彼女がいるって思ってるから、明後日のバレンタインデーも控えることにしたんだよ。彼女じゃないって知ったら、佐藤君、一気にモテると思う」
そうなのっ!?!?
「今、1年がすれ違うだけでも、すごい騒いでる。熱狂レベル」
私がカッコいい先輩に憧れたように、1年の子たちは護に憧れてるってことなの??