こんなに初恋を長引かせてしまうなんて…。
自分でもこの事態に驚いている。
玲奈と佐藤君には、さっさと引導を渡してほしい。
それなのに、最近、玲奈はうさん臭い呪いとやらのせいで、こじらせ気味な気がする。
親友としても、ここは1つ、動いてみようかな。
私はさっそく、玲奈に声をかけることにした。
「立志式終わったし、作文の清書も済んだんでしょ? そろそろ、バレンタインの計画立てようよー」
玲奈の目がキラキラ光る。
「去年のガトーショコラ、楽しかったし、おいしかったね!」
「うん、大成功だったよね。今年はチョコブラウニーにしようって話だったけど、どうしよっか? 玲奈が他に作りたいものあったら、それでもいいよー」
先ずは、佐藤君の名前は言わないでおいた。
「特にないけど…チョコブラウニーなら、ナッツのせたーい」
玲奈、ナッツはあなたの大好物でしょ…。自分が食べることしか頭にないんだろうなー。やれやれ。
自分でもこの事態に驚いている。
玲奈と佐藤君には、さっさと引導を渡してほしい。
それなのに、最近、玲奈はうさん臭い呪いとやらのせいで、こじらせ気味な気がする。
親友としても、ここは1つ、動いてみようかな。
私はさっそく、玲奈に声をかけることにした。
「立志式終わったし、作文の清書も済んだんでしょ? そろそろ、バレンタインの計画立てようよー」
玲奈の目がキラキラ光る。
「去年のガトーショコラ、楽しかったし、おいしかったね!」
「うん、大成功だったよね。今年はチョコブラウニーにしようって話だったけど、どうしよっか? 玲奈が他に作りたいものあったら、それでもいいよー」
先ずは、佐藤君の名前は言わないでおいた。
「特にないけど…チョコブラウニーなら、ナッツのせたーい」
玲奈、ナッツはあなたの大好物でしょ…。自分が食べることしか頭にないんだろうなー。やれやれ。