「『ついに』って、どういうこと?」
「えーっ! 佐藤君って、ずっと玲奈のこと好きだったよね? 本人に確認したことないから、正確にいつからかは知らないけど、小学校のけっこう小さい頃から…」
「それは違う、違う! 生まれたころから、家族ぐるみの腐れ縁…ってだけだよ」
私は慌てて、首を横に振った。
「玲奈、自分のこと『モテない』って嘆いてるけど、そういう鈍いとこが原因なんだと思うよ。佐藤君ほど玲奈のことを想ってくれる人、いないと思う」
「恭子までやめてよー! 護はない! 無理だから!!」
恭子は不満そうだったけれど、私はそこで話を打ち切ってしまった。
だって、あの護だよ? いまさら、どんな顔して、護と恋愛なんかできるの?? 私、きっと吹き出しちゃう!
「えーっ! 佐藤君って、ずっと玲奈のこと好きだったよね? 本人に確認したことないから、正確にいつからかは知らないけど、小学校のけっこう小さい頃から…」
「それは違う、違う! 生まれたころから、家族ぐるみの腐れ縁…ってだけだよ」
私は慌てて、首を横に振った。
「玲奈、自分のこと『モテない』って嘆いてるけど、そういう鈍いとこが原因なんだと思うよ。佐藤君ほど玲奈のことを想ってくれる人、いないと思う」
「恭子までやめてよー! 護はない! 無理だから!!」
恭子は不満そうだったけれど、私はそこで話を打ち切ってしまった。
だって、あの護だよ? いまさら、どんな顔して、護と恋愛なんかできるの?? 私、きっと吹き出しちゃう!