週末、約束した通り、玲奈が家にやってきた。
玲奈もそう希望してくれたので、真っ先に仏壇に手を合わせてもらうことにした。
オレも玲奈の横で手を合わせ、声には出さず、ひいじいさんに解呪の報告をした。
少ししてから、母さんがオレたちに声をかけてきた。
「春らしい、桜の紅茶を買ってみたの。2人とも飲まない?」
「うわー。かわいいパッケージ。飲みたいです!」
「でしょー? すぐに準備するから、そこに座ってて」
玲奈が答えると、母さんはオレの返事を待たずに紅茶を淹れ始めた。
手を動かしながら、母さんが突然、ふふふっと笑った。
「ひいおじいさんも、空の上から喜んでいるわね。ずっと、玲奈ちゃんのことを、『護のお嫁さん』だって言い続けてたから」
玲奈の頬が、桜どころか紅梅ぐらい、赤く染まった。
「い、いいえ! 私たち、まだ中2だし、そんなつもりは…」
いやいや、呪いが解けたってことは、そんなつもりはあったんだろ??
ツッコみたいのをこらえた。まだナイショにしておきたい。
玲奈もそう希望してくれたので、真っ先に仏壇に手を合わせてもらうことにした。
オレも玲奈の横で手を合わせ、声には出さず、ひいじいさんに解呪の報告をした。
少ししてから、母さんがオレたちに声をかけてきた。
「春らしい、桜の紅茶を買ってみたの。2人とも飲まない?」
「うわー。かわいいパッケージ。飲みたいです!」
「でしょー? すぐに準備するから、そこに座ってて」
玲奈が答えると、母さんはオレの返事を待たずに紅茶を淹れ始めた。
手を動かしながら、母さんが突然、ふふふっと笑った。
「ひいおじいさんも、空の上から喜んでいるわね。ずっと、玲奈ちゃんのことを、『護のお嫁さん』だって言い続けてたから」
玲奈の頬が、桜どころか紅梅ぐらい、赤く染まった。
「い、いいえ! 私たち、まだ中2だし、そんなつもりは…」
いやいや、呪いが解けたってことは、そんなつもりはあったんだろ??
ツッコみたいのをこらえた。まだナイショにしておきたい。