「…バスケしてたから、手が汚くてできなかったんだけどさ、本当は、オレ、自分の指で玲奈の涙をぬぐいたいって思ったんだよ…って、うわー、こんなこと白状するなんて、恥ずかし過ぎるっ!」
今までこっちが恥ずかしくなるようなことを平気な顔して、散々言ってきたくせに…それに、それってそんなに恥ずかしいこと??
私は、おかしくなって、ふふっと笑ってしまった。
「わ、笑うなよー。オレの決死の告白を! …でさ、なんでタオルじゃなくて、手でぬぐってやりたい、なんて思ったのか、自分でも不思議で、しばらく考えてた。そうしたら、クラスの別の女子が泣く場面があって、そのときには、そんなこと思わなかったし、タオルで拭くこともしなかった。それで、玲奈はオレにとって、唯一の特別で、こういう感情が恋なんだなって気づいた」
護は、めちゃくちゃ恥ずかしがって、こっちを見ようともしない。
その姿から、護の気持ちが本物なんだって伝わってくる。
ああ、護は本気なんだ。本当に私のことを想ってくれてるんだ。
今までこっちが恥ずかしくなるようなことを平気な顔して、散々言ってきたくせに…それに、それってそんなに恥ずかしいこと??
私は、おかしくなって、ふふっと笑ってしまった。
「わ、笑うなよー。オレの決死の告白を! …でさ、なんでタオルじゃなくて、手でぬぐってやりたい、なんて思ったのか、自分でも不思議で、しばらく考えてた。そうしたら、クラスの別の女子が泣く場面があって、そのときには、そんなこと思わなかったし、タオルで拭くこともしなかった。それで、玲奈はオレにとって、唯一の特別で、こういう感情が恋なんだなって気づいた」
護は、めちゃくちゃ恥ずかしがって、こっちを見ようともしない。
その姿から、護の気持ちが本物なんだって伝わってくる。
ああ、護は本気なんだ。本当に私のことを想ってくれてるんだ。