「お前、思春期の真っ最中だろ。よくそんな恥ずかしいこと、大真面目に叫べるな。うちの家族全員に丸聞こえだぞ。ということは、オレの母さん経由で、お前ん家にもすぐ伝わるぞ」
護がぷぷっと笑った。
私はムスッとした。
「悪い、悪い。調子に乗って言い過ぎたわ。で、話を戻すけどさ、世間では『2番目に好きな人と結婚した方が幸せ』って言わない?」
「えー、でも、その人は、1番目に好きな人と結婚してたら、もっと幸せになったかもしれないじゃない」
「そうは言っても、玲奈は呪いのせいで、1番に好きな人とは結婚できないんだろ? だったら、あきらめるしかないよなー。あれ? ところで、そもそも、なんでそんな呪いがかけられたんだ?」
護がぷぷっと笑った。
私はムスッとした。
「悪い、悪い。調子に乗って言い過ぎたわ。で、話を戻すけどさ、世間では『2番目に好きな人と結婚した方が幸せ』って言わない?」
「えー、でも、その人は、1番目に好きな人と結婚してたら、もっと幸せになったかもしれないじゃない」
「そうは言っても、玲奈は呪いのせいで、1番に好きな人とは結婚できないんだろ? だったら、あきらめるしかないよなー。あれ? ところで、そもそも、なんでそんな呪いがかけられたんだ?」