ピンポーン。

 インターホンが鳴った。
『誰?こんな日に。』
ドアを開けた。
 理玖くんがそこにいた。

「どうしたの?」
「今日、クリスマスイブだから、これを渡しに来た。」
「何?」
「プレゼント。気にいるかわからないけど。」
「わざわざ、ありがとう。
 お腹空いてない?ごはんたべない?」
「いいの?」
「どうせ、1人で食べ切れないし。」
「ありがとう。」