それからも、毎日LINEを送り合っていた。
お互い忙しくてなかなか会う暇はなかった。
でも、連絡だけでも、楽しかった。 
 
 クリスマスイブになった。
『今年もクリスマスは1人か。
 ありさは彼氏とデートだし。』
寂しいクリスマス。仕方ない。
 そう思っていた。

 仕事のあと、マンションに帰り、クリスマスケーキと夜ご飯を自分のために作った。
 誰が食べるでもない。
 1人きりのクリスマスだと思った。