『人気俳優も大変だよね。
 無理してるんだろうなぁ。』
理玖くんに、毛布をかけ、私は、シャワーを浴び、ベッドで寝た。

 朝起きると、理玖くんはいなかった。
LINEが入っていた。
「おはよう。
 寝ちゃったみたいで、ごめんなさい。
 仕事行ってきます。」
「おはよう。気にしなくていいよ。
 行ってらっしゃい。」
 なんだか、可愛く思えた。
 今まで、感じたことないような、愛おしい感覚がした。これが、何かは自分でもよくわからなかった。