「ずっと先輩が好きでした!」
卒業式。思い切って先輩に告白した。
「あー、うん。ありがとう」
「その、付き合って欲しいとかいいません。
気持ちを伝えるだけで満足なので。
ありがとうございました!」
「……待てよ」
走り去ろうとしたら手を掴まれた。
振り返ると思いっきり不機嫌そうな先輩。
……ああ。
もしかして、私に好きって言われるのも迷惑だったのかな。
「自分だけ言いたいこと言うだけ言って、満足?」
「えっ、あっ、その……」
……確かに。
言い逃げしようとしていた私は、ちょっとあれかもしれない。
「返事とか聞きたくないのかもしれないけど。
でも、こっちとしては言いたいことがあるの。
……あのな。
俺もずっと、おまえが好きだった」
引き寄せる手に抱きしめられて、頬に涙がつたい落ちた。
卒業式。思い切って先輩に告白した。
「あー、うん。ありがとう」
「その、付き合って欲しいとかいいません。
気持ちを伝えるだけで満足なので。
ありがとうございました!」
「……待てよ」
走り去ろうとしたら手を掴まれた。
振り返ると思いっきり不機嫌そうな先輩。
……ああ。
もしかして、私に好きって言われるのも迷惑だったのかな。
「自分だけ言いたいこと言うだけ言って、満足?」
「えっ、あっ、その……」
……確かに。
言い逃げしようとしていた私は、ちょっとあれかもしれない。
「返事とか聞きたくないのかもしれないけど。
でも、こっちとしては言いたいことがあるの。
……あのな。
俺もずっと、おまえが好きだった」
引き寄せる手に抱きしめられて、頬に涙がつたい落ちた。