プッ。
信号待ち。
後ろの車からクラクションを鳴らされた。
……私なにか、やったっけ?
そんなことを考えてたら携帯が鳴った。
「はい」
『うしろ、うしろ』
一体なんのこと、そう思いつつ振り返ると、後ろの車で幼馴染みの彼が手を振っていた。
『なにやってんの?
買い物?』
「うん、そう。
……あ、信号変わるから。
またね」
慌ただしく携帯を切り、青になった信号に車を発進させる。
次の信号停車でまた電話が掛かってきた。
『なあなあ。
ついていっていい?
というかついてきた』
「は?」
『だって久しぶりに、おまえと話したい』
振り返るとまた、彼は手を振っている。
「いいよ」
『やったー』
目的に着くまで私は、ご機嫌にハンドルを握っていた。
信号待ち。
後ろの車からクラクションを鳴らされた。
……私なにか、やったっけ?
そんなことを考えてたら携帯が鳴った。
「はい」
『うしろ、うしろ』
一体なんのこと、そう思いつつ振り返ると、後ろの車で幼馴染みの彼が手を振っていた。
『なにやってんの?
買い物?』
「うん、そう。
……あ、信号変わるから。
またね」
慌ただしく携帯を切り、青になった信号に車を発進させる。
次の信号停車でまた電話が掛かってきた。
『なあなあ。
ついていっていい?
というかついてきた』
「は?」
『だって久しぶりに、おまえと話したい』
振り返るとまた、彼は手を振っている。
「いいよ」
『やったー』
目的に着くまで私は、ご機嫌にハンドルを握っていた。